こんにちは、おつな(@027_jp)です。
先日、株仲間と「四季報2019夏号勉強会」をしてきました!今回は投資歴1年以上の人たち8名での会でした。
勉強会は特定の銘柄についてさまざまな分析方法で色んな人からの意見を聞けるので面白いですね。こういった活動は積極的に増やしていきたいです。
さて今回は、四季報勉強会であがった「2792 ハニーズホールディングス」の分析を改めてしていきたいと思います。
この記事でわかること
- ハニーズがどんな会社なのか
- 業績はどう推移しているのか
- これから投資対象として候補に入る銘柄なのか
「2792 ハニーズホールディングス」の基本情報
ハニーズは婦人服を販売するアパレル会社。主なターゲットは10〜20代の女性。トレンドを意識した洋服の製造し、お手ごろな価格で販売しています。全国展開しているため、女性からの認知度はとても高いアパレル会社になります。
実際に株仲間(女性)は全員知っていました。反対に男性からの認知率はまばらな感じ。
四季報を読んで気になったところ
次に、四季報を読んで気になったところを上げていきます。
文字色について
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- 青文字:ポジティブ
- 赤文字:ネガティブ
- 黒文字:ポジでもネガでもないトピック
- ()かっこ内:補足や感じたこと
気になったところ
- 売上高は悪い訳ではないが、すごくいいという訳でもない
- 18年→19年:-8.1%
- 19年→20年:+4.6%
- 今期の成長率はマイナス、来期は微増
- 営業利益は順調に増えている。が、来期の成長率はやや減速気味
- 18年→19年:+34.6%
- 19年→20年:+12.8%
- 売上高に対して営業利益率は高成長率
- 16年〜18年の純利益の数字に違和感を感じる
- 16年〜18年の純利益がなぜかとても低く出ている
- その割にはその間の株価はあまり変わらない
- 財務状況は健全
- 自己資本比率:85.0%
- 有利子負債:0
- キャッシュ・フローも健全
- PERは高くない。来期はもっと下がる予想
- 19年:13.2倍
- 20年:11.1倍
- 今期よりも来期の方がPERは低く、株価は割安になる予想
- 実績PER:102.6〜145.9倍
- 過去の純利益はとても低くでているので、実績PERはないものと考える
あれ、ここまで見てもあまり惹かれないぞ?なんで話題に上がったんだっけ??
と、ここまで改めて見ましたが、なぜか今はそこまでいい銘柄。と思えなかった。どうして話題に上ったか次で詳しく見ていきます。
現在の(6/29)の株価1,230円と1年間の日足チャート
上のチャートは3年間のハニーズの日足チャートです。
チャートを見て気になったところ
- 2018年は下落トレンド
- 2019年1月上旬に出来高が伴い大きく上昇、その後上昇トレンドのような動きに
- 先週(6月後半)までややもみ合い期間が続いていた
- 先週末から大きく上昇
- 半年で株価が約2倍に上昇
- 短期MAが上に向いているところから、目下反発しそうだけど長い目ではまだ上がる可能性あり
6月下旬の上昇の理由は「上方修正が発表された」と聞いています。
IR情報を見てみる
では次に決算短信などのIR情報を見ていきます。
IR情報の内容(2019年時系列)
- 1/8:19年5月期 2Q決算発表
- 経常利益は前年同期比24.1%増
- 従来の減益予想から一転、増益で着地
- 進捗率:売上高(51.4%)、営業利益(47.4%)
- (元々期待されていなかったところのサプライズ決算)
- 1/8の終値:808円
- (株価)808円 ÷ (修正一株益)73.6円=(PER)10.9倍と割安
- 6/27:上方修正の発表
- 売上高:+3.2%
- 営業利益:+33.1%
- 営業利益の増加率がかなり高いです
- 上方修正の理由は、既存店売上の好調
- 販管費が計画を下回り改善
- 不安視?されていた中国の清算業務も順調に進展
- 期末配当:+10円→20円に修正
- これまで中間・期末ともに10円ずつだったところから増加した
まとめ・判断
ハニーズはもともとあまり期待されていなく、売られ続けていた株。今年に入り、業績が減益→増益着地・上方修正・配当増加のニュースで一気に上昇した、という展開です。
さすがに今は急激に上がりすぎてしまっているので、もし購入するとしたらいったん反発するタイミングまで待つのがいいと思いました。
ひとまず「気になるウォッチ銘柄」として観察を続けます。
もし買うなら「押し目」を狙っていきたいですね。チャンスがきたときにタイミングを見極めてまた購入するか検討したいです。