3つの契約書を紹介
まず、契約書には色々な種類があるため、一概に「契約書の金額」となると、すこし話がややこしくなります。
そのため今回は次の3つの契約書に絞り、事例を紹介します。
- 契約書
- 売買契約書
- 工事請負契約書
事例1:契約書
書き方:契約金額 金****円(うち消費税及び地方消費税***円)也
総務省統計局がモデルとして出している「契約書」の「契約金額」の書き方です。
消費税・地方消費税の記載があり、消費税の中身についても細かく記載されています。
事例2:売買契約書
書き方:本契約における売買代金は金***円(消費税別)とする。
アルファ税理士法人が出している「売買契約書」に関する売買代金の書き方です。
金額を書いたあとに「(消費税別)」と付けていますね。
元記事は「消費税増税に伴う契約書の記載方法」のため、『なお、消費税率については~』と赤字で記載されていますが、本記事とは主旨が異なるため今回はこの部分については気にしないでください。
事例3:工事請負契約書
書き方:
請負代金:金****円也
うち工事価格 :***円
取引に関わる消費税:***円
マンション大規模修繕コンサルタントが書いている「工事請負契約書」の「請負代金」です。
請負代金の全額を記載した上で、「工事価格」と「取引に関わる消費税」を分けて記載しています。
金額と消費税
契約書を作成するときは、税抜きで書くことを私はおすすめします。
というのも、消費税は「3%→5%→8%」という風に時代により変化します。
そのため、下記のように記載することも可能です。
消費税を別にした書き方例
- 金 ****円(消費税別)
このように記載することで、たとえ消費税額が変更になっても影響を受けることはありません。
定期的なサービスを行うビジネスでは、この点を配慮しながら作成することが大切です。
その他:印紙税
この他、印紙についてのルールもありますが、今回のテーマと異なるためここでは割愛します。
コメントを残す