こんにちは、おつな( @by0027 )です。
最近、「傷病手当金」という言葉をよく聞きます。そもそも傷病手当金とは、なんなんだろう?と、あまり詳しくないので、今回は傷病手当金についての情報をまとめてみました。
※傷病手当金は、名前こそ似ているものの「 “雇用保険” の傷病手当」「 “健康保険” の傷病手当金」があり、今回は「 “健康保険” の傷病手当金」について記載しています。お間違えのないように、お気をつけください。
想定読者:こんなひとにおすすめです
- 業務 “外” の病気やケガにより、働きたくても働けないひと
- 休職中のお金について不安を感じているひと
- 傷病手当金の情報を、シンプルに知りたいと思っているひと
本記事では、ちょっと複雑な「健康保険の傷病手当金」について、書いています。
傷病手当金とは
傷病手当金とは、病気または負傷により働くことができない場合に、生活保障として給付を受けられる制度のことです。
- 給付を受けられる期間:
1年6ヶ月までの期間
※休んだ期間の、最初の3日間を除いた第4日目より、計算されます。 - 支給額:
日額(過去1年間の平均)の3分の2相当額
たとえば、これまで日給9,000円で働いていたひとの場合、傷病手当として受けられる金額は9,000円の3分の2の金額「6,000円」になるようです。
対象者:受給できるひと
次の4項目がすべてあてはまった場合にのみ、傷病手当金を受給できるようです。
- 「業務外」の病気やケガで療養中のひと
- 療養のため、業務ができない状態のひと
- 4日以上仕事を休んでいるひと
- 現在、給与の支払いがないひと
カンタンにいうと、「業務外の病気・ケガ」で、仕事を4日以上やすんでいるひと、が対象となるようです。
たとえば「休出休休」といった出勤をした場合、連続して休んでいないので対象外となり、「休休休休」と4日以上つづけて休んだ場合、4日目から受給対象期間に入ります。
生きている以上、何が起こるかわかりません。このような制度があるのは、働くうえでとても支えになりますね。
申請するには
もし、働きたいのに働けない。そんな状況になってしまった場合は、はやめに傷病手当金の申請を行いましょう。手続きにはすこし時間がかかりますので、ご注意ください。
※参考サイト:傷病手当金とは?申請方法や支給日、退職後の受給方法などを詳しく解説します – LITALICO仕事ナビ
申請書記載の注意点
- 申請書は「申請者・会社・医療担当者」3者(社)の記入が必要になります。
- 申請期間は「さいごに通院した日 “以前”の日付」。
そのほか:よくある質問と注意点
退職後も、傷病手当金を受けることはできますか?
次の2つの条件を満たした場合、可能。
① 退職日までに1年以上の被保険者期間があること
② 退職時に傷病手当金を受けているか、または受ける条件を満たしていること
雇用保険の失業保険と併用できますか?
傷病手当金の受給中は、雇用保険の失業手当を受け取ることはできません。
※参考サイト:傷病手当金について – 協会けんぽ
おわりに
複雑な傷病手当金について、カンタンですがまとめてみました。
ちなみに東京都の調査では、傷病手当金を「知らなかったので使わなかった」という人は4割ほどいるそうです。いざ、働けなくなってしまった場合、すごく支えになる制度なので、傷病手当金を使わないことが理想ですが、もし何かあったときのために、このような制度があるということは、覚えておきたいですね。
しかし、傷病手当金について調べていると、いろんな保険の種類や傷病手当(金)など名称もたくさんあって、ちょっとタイヘン。迷走している部分もあるかもしれないので、もし情報が間違っていたら、ごめんなさい。
心配なかたは、専門家やお勤め先の担当者へお問い合わせいただけると幸いです。
おしまい。