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【株初心者向け】決算発表で株価が上がる銘柄を予想する3つのポイント

株価が上がる銘柄を見つけたい人
「もうすぐ決算シーズンが始まるけど、株価が上がる銘柄ってどうやって見つけるんだろう?何か見るポイントとかあるのかな?」

 

これから始まる決算シーズンで、利益を上げたいと考えている人は多いと思います。

そんな方向けに決算発表で株価が上がる銘柄を予想するときの3つのポイントを紹介します。

こんな人向けに書いています

  • 決算短信のざっくりとした読み方を知りたい人
  • 何を基準に売買すればいいのか判断を迷ってしまう人
  • 決算短信の最低限必要な内容を読む力をつけたい人

 

決算短信を読む3つのポイント

 

決算発表は、株価が動く材料が出てくる可能性が大いにあります。

ここでは、決算発表時に出てくる決算短信で最低限見ておくべき3つのポイントを紹介します。

「最低限」と言ったのは、決算短信には企業を分析するための項目がいくつかありますが、本当に重要な部分だけに絞り込んでいるからです。

 

見るべきポイントの場所を確認

 

まずは実際に決算短信を見てみましょう。

今回は2018年7月9日に発表された、7513コジマの第3四半期の決算短信を使います。

決算短信は十数ページとあるのが基本ですが、今回ははじめの1ページのみを使用します。

7513コジマの決算短信の1ページ目

この2つの場所を覚えておいてください。

  • 【 発表された業績 】:1.平成◯年◯月期第◯四半期の業績
  • 【 今期の業績予想と業績修正の有無 】:3.平成◯年◯月期の業績予想」

ここから、ポイントとなる次の3つの項目を見ていきます。

(1)前年同期比

 

まず始めは、前年同期比を見ます。

前年同期比とは今期と前期の同じ時期の業績を比べた比率のことを指します。

その前年同期比が、今回発表された業績と前年の業績を比べてどのように変化しているかを見ます。

ちなみに前年同期比は、「増減率」と呼ぶ人もいるので、「前年同期比 = 増減率 」ということになります。

 

決算短信で見る場所は上部の【発表された業績】部分、「1.平成◯年◯月期第◯四半期」の業績です。

上の図の黒枠で囲っている部分が「前年同期比」になります。

今回発表したコジマの場合は、

  • 「売上高」は前年に対して6.1%増えている
  • 前回の伸び率は2.1%だったことから、売上高の増減率がよくなっている
  • 「営業利益」は前年に対して138.0%増えている
  • 前回の増減率は62.3%だったことから、約2倍の速度で営業利益が増えている

このように読み取ることができ、コジマの業績は順調に伸びていることがわかります。

ただ、前年同期比は、数字が大きければ大きいほど良いと言われていますが、一部の数字のみが大きく増減している場合は特別な要因があるかもしれないので、全ての数字の増減幅が一定かどうか?も見る必要があります。

 

そう考えると、コジマの営業利益の伸び率はもしかして異常、、?

(2)進捗率

 

前年同期比を見た次は、進捗率を見ます。

進捗率とは今期1年間の業績予想に対して、現在何%達成できているかを出した比率のことを指します。

考え方としては①今は四半期のどの部分を進行しているのか、②1年間の業績予想を100%としたとき、それを4分割した進捗率で業績は順調に推移しているのかを見ます。

決算短信の見る部分は、【 発表された業績 】と、【 今期の業績予想  】です。

見るべきポイントを理解したら、次は「進捗率」の計算をします。

この進捗率は、決算短信には載っていないので、自分で計算をする必要があります。

計算式

【 発表された業績 】   ÷   【 今期の業績予想 】) × 100 = 進捗率

このように、発表された今の業績を通期業績予想で割ることで進捗率を計算することができます。

次に、出てきた進捗率が、順調に推移しているかを次の早見表と照らし合わせてみます。

\ 進捗率の早見表 /

タイミング 基準(%) 注目ポイント
第1四半期 25% 進捗率が25%を超えているか?
第2四半期 50% 進捗率が50%を超えているか?
第3四半期 75% 進捗率が75%を超えているか?
本決算(第4四半期) 100% 予想値を越えることができたか?

 

注意
進捗率は業績が一定のスピードで進行しているかを図るため、季節性のある企業にはうまく機能しない場合もあります。たとえば、引っ越し会社のように3月の繁忙期に業績が上がり、それまでは低迷しているといったところには、進捗率は使えません。

 

逆にこの季節性を武器に、業績がまだパッとしない時期に仕込んでおく。という戦略もあります。

(3)業績予想の修正

 

進捗率の計算に使う、今期の業績予想は修正されることがあります。

その業績予想の修正が出てくるタイミングは、決算発表と同時に出してくる場合と決算発表の前に出してくる場合の2種類あります。

決算発表と同時に業績予想の修正を出してくる場合は、【 今期の業績予想と業績修正の有無 】の部分に「注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有」という記載があります。

 

業績の修正は、短期的な株価の変動に大きな影響を与える可能性がありますので、修正の有無は見逃さないように必ずチェックしましょう。

残念ながらコジマの業績修正はないようです。期待してるんだけどなぁ・・・

※業績修正は元々発表していた業績よりもよくなる「上方修正」と、その逆の業績が悪くなる「下方修正」のどちらかになります。決算短信には業績修正があるかないかという情報しか載っていないので、どちらの修正なのか調べる必要があります。

MEMO
決算発表よりも前に業績修正をしている場合は、決算発表からその有無を見つけることはできません。その場合は企業のIRページに行き、修正の情報が出ているか調べる必要があります。

大事なことは「予想」と「結果」の違いを見極めること

 

以上、3つのポイントを紹介しましたが、本当に大切なことは、ほかの投資家が事前に「予想している期待」と、決算発表によって「出てきた数字の結果」の違いを見極めることです。

「この会社、進捗率もいいし増減率も高いから今後伸びていきそう!」

と思う決算発表だとしても、すでににその期待が織り込まれた株価になっている可能性もあります。その場合、たとえいい決算発表だとしても株価は下がる可能性もあります。

 

「投資家の心理は株価に織り込まれている」「マーケットの声に耳を傾けろ」と言われるように、事前に投資家はどのような気持ちになっているか?そして、この決算発表を見てどのように思うか?を考えることがとても大切になります。

好決算だからといって何でもかんでも買っていいという訳ではないのです。

 

決算発表と株価変動の関係性をもっと詳しく学びたいと思ったら

 

それならどのような場合なら買っていいの?と悩む方もいると思います。

そんな方には私も通っている、ファイナンシャルアカデミー の受講をおすすめします。

ファイナンシャルアカデミー では決算発表の基本的な考え方、それに伴う株価変動の事例をいくつも教えてくれます。過去の代表的な事例はもちろん、今進行している実際の決算短信を見ながら授業が進むので、生きた知識をつけることができます。

講師はもちろんプロの株式投資家の方々。プレゼン能力も長けた講師陣が多いので、難しい内容も多いですが興味深く学ぶことができます。

 

決算発表で株価が上がる銘柄を見つけるのは簡単なようで、難しいです。だけど知識をつけることでリスクを回避する能力は高まります。