《3994》マネーフォワードの株価急落を受けて、何が起こっているのかを冷静に考えてみる


こんにちは、おつなです。

先週、こんなツイートをしました。

 

保有株、マネーフォワードが10/26(金)に1日で-13.89%(-620円)下落、翌週も-9.49%(-365円)と下落がつづきました。

ちょっと混乱しているので、、冷静に状況を整理してみようと思います。

全体相場(2018年10月)

まずは全体相場を見てみます。この1ヶ月の全体相場は、、これまでがよかったというのもありますが、悲惨な状況になっています。

画像は全てここ1ヶ月の日足チャートです。

 

NYダウ

ことの発端はNYダウの急落から。

10/10に突然NYダウが1日で-831.83(-3.15%)という急落をしました。翌日は-545.91(-2.13%)と続落し、その後すこし反発しましたが戻る力は弱く、これまで堅調に推移していたNYダウの移動平均線は5日線、10日線ともに下向きになり、下落トレンドに突入しました。

この急落の主な原因はこれまで上昇し続けていた長期金利を嫌気されて米国株が軒並み売られ続けたためです。

日経平均

NYダウが急落した翌日の10/11、日経平均もつられて1日で-915.18 (-3.89%)の下落をしました。元々10日移動平均線の上あたりで止まっていた株価もこの急落で一気に25日移動平均線を割り込み下落トレンドに入りました。

一時期2万4000円まであった日経平均は2万1000円に。このわずか1ヶ月の間で-3,000円下げる動きとなりました。

この原因は、これまで堅調だったNYダウといったアメリカ経済に連動したためです。

ドル円

114円台で推移していたドル円も若干円高傾向。現在は111円〜112円のあたりで止まっています。ドル円だけを見れば今のところそこまでリスクオンになったようではなさそうに見えます。

10月に起きた大きなニュース

  • 米長期金利の上昇を嫌気されて米国株売られる
  • 米中貿易摩擦の懸念
  • 中国の株価(上海総合指数)下落
  • サウジアラビアの記者殺害事件

 

まとめると、全体相場は米国の長期金利上昇に伴い、これまで上昇し続けていた米国株が売られ、それに伴い日本株全体も売られる流れというようです。

元々急速に上がりすぎていた米国株の調整、またはトレンド転換をむかえそう(すでにむかえている?)、、という状況です。

マネーフォワードのこれまでの状況

 

次に、10/26(金)にマネーフォワード株が下落するまでの状況を振り返ってみます。

この1ヶ月の動き

マネーフォワードの1ヶ月のチャートを見てみます。

10/16(火)に出来高が増え、下ヒゲが長めの陰線がついています。この前日10/15(月)はマネーフォワードの第三四半期の決算発表でした。

その後株価は1週間ほど移動平均線と同じ位置をヨコヨコの動き。

そして10/26(金)、1日で-620円という急落が起こりました。

第三四半期の決算発表

10/15(月)に発表した第三四半期の決算内容を見ていきます。

決算短信から第三四半期の業績と、通気予想を抜き出しましたので下に貼ります。

ではここから、決算短信を読む3つのポイントを見ていきます。

【株初心者向け】決算発表で株価が上がる銘柄を予想する3つのポイント

※マネーフォワードは赤字経営のため、利益の増減というよりマイナスの大きさを見るようにしています。

前年同期比

前年の売上高は19億3000万円、今期は31億2000万円で、61.6%の増と順調に売上は増えています。

まだまだ赤字ですが営業損益の金額は縮小し、広告宣伝費や人材、拠点拡張など将来のための投資を積極的に行なっている。EBITDAも改善されてきているため、悪くはなさそう。というより、「順調」と判断しました。

進捗率

売上高の進捗率は67.2〜71.8%。通期の売上予想がレンジ幅になっているため、進捗率も合わせてレンジ幅で出しています。前年同期の進捗率も67%だったことから、こちらも悪くはない進捗だと思います。

マネーフォワードは3Q→本決算にかけて大型イベントを開催したりと、これから売上が増加する性質を持っています。

修正の有無

業績修正はありませんでした。

 

機関投資家の売買状況

米キャピタル・リサーチの大量保有のニュースが出ていました。

» 米キャピタル・リサーチは保有割合が5%を超えたと報告|株探

キャピタル・リサーチという会社について、M&A ONLINEに次のような会社だと記載がありました。

M&A ONLINEより転載

優良株に長期投資

(一部略称)

長期投資のアプローチを奨励するため、長い期間の実績に比重が置かれているという。

このキャピタル・リサーチがマネーフォワード株を5%以上保有ということから、長期的に持ってもいいのかな、、という希望が生まれてきます。

これらから、どう判断するか

 

マネーフォワードは好きな会社なので持っていた銘柄。

たしかに高値でつかんでいますが、損を出してまで手放す必要はないと考えています。

自分の性格上、マネーフォワードは売ってもまたすぐに買いたくなってしまうので、、現在持っている株は目をつむって放置します。

もしこのまま下落がつづき、3,500円以下のレンジに入ってきたら追加を検討してもいいかなとも思っています。

ひとまず今は全体相場が安定していなく不安要素が多いため、様子見します。

 

((この判断、後悔するのかな))

 

 

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