こんにちは、個人投資家おつなです。
最近みなさん調子はどうですか?私は2019年に入ってからは頻繁に売買することなく、保有していた株をすこしずつ売却し、現金比率を高めているところです。
さて、そんな中去年から継続して保有している銘柄があります。
保有銘柄:《3646》駅探
実は購入してからあまりパッとせず、売ることができずどうしようか悩んでいる銘柄です。
今回はそんなお悩み銘柄、駅探の現在の株価やチャート、直近のニュースを振り返ってみたいと思います。
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《3646》駅探 朝の値上がりを見て、成り行きで購入
駅探の現在の株価(3/20):803円
上の画像は2019年3月20日(水)15:00の直近1年間の週足チャートです。
この1年内の動きでは、うーん、、7月に山をつくって上昇トレンドに入りそうな雰囲気はありましたが、上手くいかずそのまま横ばいで推移している感じですね。
駅探のチャートのトピックスとしては、
- 6月下旬〜8月:急上昇したが失速し、下降
- 12月:小さな山をつくったが、元の株価に戻る
- 2019年3月(現在):だらだらと下落が続く
駅探の決算やニュースを時系列に見てみる
駅探のチャートが山をつけた6月からの決算やニュースを時系列で追ってみます。
2018年6月15日:「駅探BIZ」のリリース
駅探の株価が6月下旬に急上昇した理由は、6月15日に発表された法人向け業務用ソリューションサービス「駅探BIZ™」のリリースが原因だと思われます。
駅探BIZとは
利用者が、オフィスに設置したNFC対応のタブレット端末や業務で利用しているスマートフォンに交通系ICカードをかざすと、カード内の乗車履歴データがクラウド環境に保存され、当該履歴データを当社独自技術により解析することで「乗車した定期区間駅」や「改札を経由した乗り継ぎ」「乗車した路線」等を自動的に推定、利用者の編集作業を最小限にした交通費精算データを自動生成することで、交通費申請にかかる手間と時間を大幅に削減することが可能になります。
駅探BIZとは、乗車に使用したICカードをかざすと、「乗車した駅」や「経由した乗り継ぎ」を自動で把握し、会社の交通費精算にかかる手間や時間を大幅に削減することができるシステムです。
会社で働いているとどうしても発生する交通費精算。この処理ってかなりメンドクサイけど駅探BIZを導入すると、この手間を大幅に削減してもらえるようです。
このリリースが発表されて、駅探すの株価は期待で買われるという動きになったようです。
2018年8月発表 :2019年第一四半期決算発表
2018年8月に発表された第一四半期の決算内容は次のとおり。
(単位:百万円) | 売上高 | 進捗率 | 経常利益 | 進捗率 |
第一四半期 | 718 | – | 119 | – |
半期予想 | 1,400 | 51.2% | 138 | 86.2% |
通期予想 | 3,100 | 23.1% | 530 | 22.4% |
売上高は、半期の予想14億円に対して7.1億円と、進捗率は51.2%と順調な状況。
対して経常利益は予想が1.3億に対して、1.1億とほぼ半期の予想を第一四半期で達成。進捗率は86.2%と幸先のいいスタートがきれていたと思います。
一方、通期予想を見ると、売上高の進捗率は23.1%とまずまずな状況。経常利益はというと22.4%と、悪いわけではないけど特にインパクトがある数字ではありません。
そうなると考えられるのは、駅探の経常利益は第一四半期に上がりやすい性質を持っているのかなと予想します。
2018年11月9日:第二四半期決算発表
2018年11月に発表された第二四半期決算発表は次のとおり。
(単位:百万円) | 売上高 | 進捗率 | 経常利益 | 進捗率 |
第二四半期 | 1,489 | – | 261 | – |
通期予想 | 3,100 | 48.0% | 530 | 49.2% |
売上高は、通期の予想31億円に対して1.3億、進捗率は48.0%とまずまず。経常利益は通期の予想5.3億に対して2.6億円、進捗率は49.2%と、こちらも予想通りに推移している状況です。
業績修正はありませんでした。
決算短信のセグメント別の経営成績には、
- コンシューマー向け事業:トラベル事業が大幅に伸長
- 法人向け事業(駅探BIZ):第三四半期期間以降に収益貢献の見込み
このように記載があり、6月に発表された駅探BIZの収益は次の第三四半期以降に見込まれるため現時点ではまだ反映されていないようです。
2019年2月12日:第三四半期決算発表
2019年2月月に発表された第三四半期決算発表は次のとおり。
(単位:百万円) | 売上高 | 進捗率 | 経常利益 | 進捗率 |
第三四半期 | 2,257 | – | 371 | – |
通期予想 | 3,100 | 72.8% | 530 | 70.0% |
※業績修正なし
売上高は、通期の予想31億円に対して22.5億、進捗率は72.8%とまずまず。経常利益は通期の予想5.3億円に対して3.7億円、進捗率は70.0%。そこまでいいという感じではなさそうです。
- コンシューマー向け事業:トラベル事業が大幅に伸長と記載があるも、売上高・セグメント利益どちらもやや前年比割れ
- 法人向け事業(駅探BIZ):駅探BIZの収益も反映、売上高は前年比35.5%増、セグメント利益は前年比61.5%増
コンシューマー向け事業は苦戦しているようですが、一方で法人向け事業は6月にリリースした駅探BIZの収益が上がり、全体での売上利益を押し上げているようです。
駅探BIZをはじめとした法人向け事業は、売上高は前年比35.5%増、セグメント利益は前年比61.5%増と、急スピードで伸びている様子が伺えます。
今はまだリリース直後ですが、この事業は今後も伸びていくようにも思えます。
これらを踏まえて
これらを踏まえて今持っている株をどうするか・・・
正直な気持ちとしては、悪いわけではないけど、「もし今、持っていない状況だとしたら買うか?」と問われると私の回答は「NO」です。
駅探BIZの売上が今後伸びていきそうですが、会社予想・四季報予想を見てもそこまで大きく伸びるようには今は見えません。
他にいい銘柄は探せば必ず見つかるので、次に行った方がよさそうです。
駅探は1100円台で購入しているので、今の800円台で売却するのはちょっと心が痛いですね。。どうするか。。。