こんにちは、トラベルブロガーtsuna(@tsuna_jp)です。
先日、奄美大島でマングローブのカヌー体験をしてきたのですが、実はマングローブのことあまり知らないけどすごいんだな〜と感動したので、改めて調べてみることにしました。
マングローブとは
マングローブとは、簡単に説明すると川と海の境目で、満潮のときには海になり、干潮のときには干上がってしまう場所に生息する植物の総称。
言い換えると、海水と淡水が混ざり合うところで暮らしていける植物のこと。マングローブという名前の木があるという訳ではなく、特定の地域に生息しているグループの名前(総称)になります。
マングローブの語源
マングローブ(Mangrove)
マレー語で潮間帯(ちょうかんたい)に生育する樹木の総称を表すMangi-mangi(マンギ・マンギ)に、英語で小さい森を表すgroveの合成。
琉球地方では漂木林(ひるぎりん)、中国では紅樹林(こうじゅりん)とも呼ばれています。
▼ 潮間帯(ちょうかんたい)
「満潮線」と「低潮線」の間にあり、潮の干潮により露出と水没を繰り返す場所
・高潮線(こうちょうせん):満潮時に水が到達する線
・低潮線(ていちょうせん):干潮時に陸が露出する線
マングローブのすごいトコロ
マングローブのすごいトコロを紹介します。
海水で生きられる
通常の植物は、海水には塩分が含まれているため生きていくことはできません。ですがマングローブは海水の中でも生きることができます。それは、マングローブは海水に含まれている塩分を体内で取り除き、真水にする機能を持っているからです。
根から水や養分を取り込む際に、不要な塩分は根の部分でろ過したり、葉の塩類腺から蒸発させたり、特定の葉に蓄積させ一定量以上になったら落葉させたりと、それぞれの木によって取り除き方が異なります。
このようにして、必要のない塩分を排泄し、塩分のある環境で生息してくことができるのです。
嫌気条件でも生きられる
通常の植物は、地中に張り巡らせた根から呼吸をしています。しかしマングローブは満潮時には根が海水に沈み、干潮時には泥中に根がもぐりこむといった、空気のない、陸上の植物からみると過酷な状況の中に生息しています。
そんな空気がない嫌気性のもとでも生息ができるその秘密はマングローブの「根」にあります。
マングローブは泥中に根があるので、根が地中に出るような特徴的な形をしていたりして、呼吸を補っています。この根も木によって形は異なります。
また、満潮時は、根が海水の中に沈みますがその時に根内の二酸化炭素が水に溶け、干潮時に根が露出すると酸素が根に戻ってくるように、呼吸根における光合成を行なっているようです。このように、海中にあるときでも日光があれば泥中の根に酸素を供給することができます。
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