台風の名前の付け方にルールがあることを知っていますか?

2018年8月8日に台風14号、「やぎ」が発生しました。

やぎってなに?
どうしてやぎなの?と不思議に思いましたので、調べてみました。

名前をつけているのは 、台風委員会

日本を含むアジアを中心に、台風を監視するための“台風委員会”というものがあります。
この委員会には14か国が加盟しています。

14か国とは、
カンボジア、中国、北朝鮮、香港、日本、ラオス
マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、
韓国、タイ、アメリカ、ベトナム

そしてこの台風委員会の加盟国が台風の名前を付けています。名前の付け方は、それぞれの国が10個ずつ候補を出し、合計140個の名前があらかじめ用意されていて、この140個の名前を使いまわしていることになります。

ちなみに年間の台風発生数は25.6個で、おおむね5年で一巡するイメージです。
一巡すると、また1番はじめの名前に戻ります。

台風委員会に加盟している国

台風委員会の加盟国は全部で14カ国。

  1. カンボジア
  2. 中国
  3. 北朝鮮
  4. 香港
  5. 日本
  6. ラオス
  7. マカオ
  8. マレーシア
  9. ミクロネシア
  10. フィリピン
  11. 韓国
  12. タイ
  13. アメリカ
  14. ベトナム

北朝鮮が入っていることに驚きますね。
また、香港は入っているけど台湾は入っていないというのも気になります。

「やぎ」と名付けたのは誰なのか

台風の名前は、台風委員会に加盟している国がそれぞれ付けていることを説明しました。
では、「やぎ」はどこがつけた名前なのでしょうか?

正解は、「日本」です。

日本が台風にやぎと名付けをしたようです。
気象庁がいうには、“やぎ座”の星座をもとに名付けされたようです。
そのため日本が名付けた他の名前は、てんびん・くじら・うさぎ・はと、といった台風名もあります。

なぜ星座なのか

台風の名前を星座にした理由は、「台風と同じ自然のもので、親しみやすいもの」だから。
また、アルファベットで9文字以内という制約と、特定の商品名になるような、どこかの利害関係になるようなものは避けているそうです。
そのため星座の中でも有名な北斗七星が入っていなかったりもします。

名前ルールに当てはまらない場合もある

大災害をもたらした台風は、以降の台風でその名前を使用しないように変更することもある

台風大国のフィリピンが付ける名前

台風大国のフィリピンがつける台風の名前は、「むちをうつ」や「するどい」といった怖い名前のものが多いようです。
その理由は、フィリピンは台風が発生しやすいため防災の意味をこめているそうです。

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